音読

たぶん週刊ランラン子育て帖

どもんらんってどんな人?

2012年の1月、音読編集部のもとに赤ん坊が生まれました。名前はれんたろう。「にゃあ」というなき声がチャームポイントの男の子。新米ママ土門、今日も子育てがんばります。

また今度

れ

お昼出発の新幹線に乗るので

朝は父とちょっと散歩へ。

 

 

 

 

 

 

 

家の裏に畑があって、

父は様々な野菜を育てている。

そこからの景色。港が見える。

 

 

 

 

 

 

 

 

コスモスも育ててるみたい。

すごいね、と言うと、簡単よのー、と言っていた。

 

れ

 

 

 

 

 

 

かわいくてしかたないらしい。

「男でもこんなにかわいいんじゃけー女だったらわしゃどうすりゃええんじゃ」

と言う。

さー。どうすりゃええんかねえ~と答える。

 

ラジコンカーや人形などでれんたろうの気を引こうとする父。

「あっ、そうじゃええもんがあるんじゃ」と言って

押入れでごそごそやっているので何を出すかと思ったら、

 

 

 

 

 

 

 

男塾のフィギュアだった。

「もらいもんよ」

と言うのだけど、誰からもらったのかは不明。

誰がくれるんだ、そのようなものを…

れんたろう、反応薄。

 

 

 

 

やっぱり寂しげな両親。

「1歳の誕生日に行くけえの!」と言うのだけど、

父は京都の寒さに耐えられない。

いつもやってきては体調を崩し、

一度入院したこともあった。北海道出身なのに…

それなので、

「いや、私が広島に帰るけん、来んでええよ」

と言うと、すごく嬉しそうにして

「いつにする?わしケーキ作る」と言っていた。

父はケーキ作りも好きな、ちょっと変な人。

 

新幹線に乗って、

窓からふたりが手を振ってるのが見えた。

れんたろうが暴れるので手を振り返せなかった。

 

 

 

 

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