音読

たぶん週刊ランラン子育て帖

どもんらんってどんな人?

2012年の1月、音読編集部のもとに赤ん坊が生まれました。名前はれんたろう。「にゃあ」というなき声がチャームポイントの男の子。新米ママ土門、今日も子育てがんばります。

鴨川ビール

蜀咏悄 4

高校のころの先輩が京都に来たというので、れんたろうを連れて会いに行った。コンビニでビールをおごってもらい、鴨川に降りる。7年ぶりの再会。前会ったのは確かSCRAPの乙女チックポエムナイトという今考えると実に奇抜な内容のイベントでのことだった。

先輩とは不思議な仲である。話したことはほとんどないけどメールはよくやりとりしていた。音楽のことをおもに話してたような気がする。卒業してからしばらく音沙汰なかったけど、mixiという媒体が流行って再会したり、twitterという媒体が流行って再会したりと、穏やかにやりとりが続いている。同じ高校の異性の友人(と言っていいのか…)は彼だけだと思う。

先輩というのはいつまでたっても先輩だ。高校のころの先輩の年をすっかり越えてしまった今の私にとっても、あのころの先輩はやはり私より少し大人びていて私より物を知っているような気がするのである。目の前の先輩もやはり先輩だが、「ああふたりとも大人になったなあ」と思い、新たな先輩後輩関係ができていると知る。「続・先輩後輩」みたいな。

 

れんたろうは靴を履いて鴨川ぞいの土の上で踏ん張って立っている。それを先輩はじっと見つめたり、そわそわと近寄ってみたり、落ちているもの(石とか葉っぱ?)を渡してみたりと、意外に楽しそうだった。子ども好きなんですかと聞いたら「うん」と言っていた。意外ですね~と言ったら「土門さんは子どもあんまり好きじゃなかったでしょ」と言われた。はい好きじゃなかったです。

 

先輩は岡山に今すんでいるので、きびだんごをくれた。さらにきびだんごを食べる前にきびだんごとは何なのかを知っておいてほしいと「ももたろう」の絵本もれんたろうにくれた。

れんたろうはまだ食べられないので、あーんして食べさせてもらいます。私が。

 

 

 

 

 

 

 

また遊んでくださいね。

 

 

 

 

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