音読

たぶん週刊ランラン子育て帖

どもんらんってどんな人?

2012年の1月、音読編集部のもとに赤ん坊が生まれました。名前はれんたろう。「にゃあ」というなき声がチャームポイントの男の子。新米ママ土門、今日も子育てがんばります。

ナリワイをつくる

れ

朝晩寒いくらいの気候になってきたので衣替え。

以前うたこさんからおさがりの洋服をいただき、

母からもパジャマを3着もらったので、

この冬は靴下以外何も買わなくて良さそう。

冬服を着ると、なんだか感じが違うね。

と、わが息子をしみじみ見る。

 

れ

 

 

 

 

 

 

ぎゃっぎゃと笑うれんたろう。

最近、私が笑いかけると笑い返してくれるようになった。

しかも爆笑で返してくれる。そんなにおもしろいか。私の笑顔は。

 

夫が何か、会社関連で神輿を担ぐんだとか言って朝早く外出し、

しかも夜はライブらしいので日曜だというのに丸一日不在。

私はずっと家にいて、おととい買った「ナリワイをつくる」という本を読んでいた。

 

この本、最近私が考えていたこととすごくリンクしていて、

とってもおもしろかった。

 

ざっくりとまとめると、

・生活の基盤はなるべく自分の頭と体で自給する

・小さな仕事を何個かつくる

ということのススメ。

会社勤めしているとお給料は毎月決まってもらえるのだけど、

自分のことをする時間がなくなるから、

たとえば家事や育児や、住居・建築など、

他人にすべてやってもらうことになる。お金を払って。

でも、小さな仕事を必要なぶんだけやって、

自分の時間もちゃんと持てるようになれば、

支出もカットできるし収入もあるしで、

これってダブルインカムじゃない?、という考え方。

年収200万円でも、これまで誰かに払っていた200万円分の自給自足をすれば、

年収400万の人と同じだということだ。

 

このことの何がいいかというと、

自分の生活に自分がもっと関われるということ。

それから、自分のできることが増えるということ。

 

ちなみに私は社会人になって一人暮らしをしていたとき

家には調味料が塩と醤油しかなかった。

砂糖も味噌も必要なかった。なぜなら時間がなくて自炊しないから。

ひとりでファミレスで外食するか、さもなくば飲みに出かけていた。

それはそれで楽しかったけど、

「お金がなくなったらおいしいものを食べられなくなるなあ」

と思っていた。料理ができないからだ。

自分は生き物としてレベルが低いと感じていた。

料理だけでなく、裁縫や大工仕事など、

基本的なこと(家庭科や技術の授業で習ったこと)が全然できない。

多分無人島に行ったら真っ先に死ぬだろう。

 

そういうのはおかしいとずっと思っていた。

仕事も大事だけど、自分の生活にもっと関わりたいと思っていた。

お金ですべて解決するには、人生は長すぎる。

自分の「生きる力」みたいなものをもっとつけたかった。

 

それは子供が生まれてますますそう思うようになった。

私はもっとれんたろうのいろいろに関わりたいし、

れんたろうの記憶に残るものをたくさん作りたい。

たとえば料理、洋服、季節行事、遊び、勉強…

私の母親はすごく忙しい人で仕事で家をあけがちだったので、

料理を作ってもらったり裁縫してもらったり

遊んでもらったりという記憶があんまりないのだけど、

やっぱりそれは結構寂しい。ほぼすべて外注だったのだ、忙しすぎて。

でもそんな外注の仕事内容も高が知れてるし、

やっぱり私は母親ともっと一緒にいたかった。

多分母親ももっと、私と一緒にいたかったと思う。

 

これからどうやって生きていくか、

れんたろうが生まれてからずっと考えている。

お金に縛られずに生きたいよねー

と、思っている人は読んでみるとおもしろいと思う。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ちなみに著者の方は大学時代京都にいらっしゃったらしい。

経歴を見てああやはりと思った。なにか、京都っぽさのある感じ。

ガケ書房さんとの対談イベントにも行きたいのだけどなあ。行けないや。

 

 

 

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