音読

一日一曲 日々の気分で一曲をチョイス。 書くこと無くても音楽がどうにかしてくれる! そんな他力本願なブログです。

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第31週 くらいうた / ザ・ルージーズ

う!た!

 

一度きいたら頭から離れなくなるやつです。

こんなにかっこいいバンドを大学生でやっていたなんて怖い。

そんな恐ろしい人間がうじゃうじゃしていて、しかも定期演奏会は@西部講堂。

今週の一曲は、船田が憧れてやまなかった京大軽音の、ルージーズというバンドの大好きな曲です。

 

つまみいじってノイズだなんだ、変拍子だ、すぐディレイ踏む雰囲気系、いけ好かないロン毛パーマ野郎。モテたさ、根暗自慢、だが結局の消化不良みたいな(そこまでディスることもないですが)そんなんも多いと思うんですよ、普通の大学生バンドサークルって。

そんな中で本当に京大軽音って真っ直ぐで真っ当でただただかっこいいバンドばっかり。お父さんお母さんが見ても同じように楽しめる安心のクオリティ。しかも、冬は西部講堂でこたつに入りながら安いお酒とか飲みつつ最高のライブがみれるんです。天国です。どのバンドも名曲揃いでわたしの中ではさながらMAX BESTでした。

 

なので、なのでといったらあれですが、よく紛れ込んでました。打ち上げで王将を食べたり、幹部交代の大切な場面に立ち会ったり(聞いたら外部の人いちゃだめなやつらしい)単管ばらすの手伝ってみたり。

そんで、ふいに「あの。すみません、あなたは、、?」とか言われて、実は部外者ですとかぶっちゃけて若干気まずくなったりして。

よくもまあそこまでずーずーしくなれるもんやけども、楽しかったなあ。今もやけど、比べ物にならないほどとにかく怖いもの知らずで自己中やったから悪いなとも思ったことなかった。部外者なのにから打ち上げではしゃいでました。

 

そうやって京大軽音の人々に紛れ込むきっかけになった出来事があります。

一回生の時、みやこ音楽祭でみた夜酔リョータロウバンドを観に京都は都雅都雅(とがとが)というライブハウスへ行ったとき、京大軽音関連のイベントでクリームシチューを作るメンバーに選ばれたのです。

今思えば、そのライブをみに行った時点ではSuperfriends(これも京大軽音)のドラムの前田さんと、ヤスイさんくらいしか面識なかったのになんでそんな話になったのか。覚えているのが、大雪の中、その買い出しのためスーパーとかニックにいったことと、当日鍋いっぱいに作ったクリームシチューがなんか味が薄くて、焦りながらいろいろ試行錯誤していたこと。後々一緒に雪の中を買い出しにいった人(右の人と左の人)がこんなにかっこいいバンドをやっていると知ってライブに足を運んで一番前でみていたこと。

 

実はというと昨日も京大軽音の人らの中に紛れ込んでいて、”この”ルージーズはもう観れないことを知りました。

大雪の中一緒に野菜買ったじゃないですか、忘れたんですか!わたしめっちゃ覚えてますよ!とか、酔っ払ってずーずーしい発言したりしたかったなあ。

 

昨日まで「夜酔リョータロウバンド」の曲を選曲するつもりやったのに、もっていかれてしまってもうこの曲しかないな。

会いたい人には今会っとかないといけないって、何度でも忘れずに思い出さないといけない。

 

くらいうた聞きたいのに、「くらいうた」めっちゃ明るい。

 

また聞いたけどやっぱり格好いいってことを話しに、やっぱりまた紛れ込ませてもらいたい。

 

 

 

 

 

text:船田 かおり

 

 

 

 

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