音読

たぶん週刊ランラン子育て帖

どもんらんってどんな人?

2012年の1月、音読編集部のもとに赤ん坊が生まれました。名前はれんたろう。「にゃあ」というなき声がチャームポイントの男の子。新米ママ土門、今日も子育てがんばります。

グーグーとれんたろう

ぐーぐー

大島弓子が好きでよく読みます。

「バナナブレッドのプディング」とか「綿の国星」とか「つるばらつるばら」とか

ほんとすばらしい作品やと思います。何度読んでも泣けてきます。

 

でも「グーグーだって猫である」は特に読み返すこともなく、

一回読んだまま本棚に差しっぱなしの状態でした。

「グーグー」とは大島さんが飼っている猫のことで、

これは大島さんとグーグーとそのあとにやってきたビーという猫のエッセイ漫画なのですが、

実家に猫がいるもののそこまで猫に愛着のなかったわたしにとっては、

なにかぴんとこなかったのです。

映画も観たんですけどね。

(キョンキョンが大島さん役。可愛かった)

 

だけど、昨夜それを読み返してみたらば、

自分にすさまじい変化が訪れていることに気づきました。

 

 

 

 

 

 

 

グーグーが…

グーグーがかわいい!!

 

「かっわいい~」とつぶやきながら、夢中で読むわたし。

これまで特にグーグーに対して何も思わなかったのに。

大島さんの描く猫は忠実かつシンプルなのでそんなにかわいらしくないんですが、

そこがまたかわいく見える。

 

なに?この変化。

と思いながら読んでいると、

自分がグーグーにれんたろうを投影して読んでいることがわかりました。

 

大島さんにとってはグーグーが家族で、子供みたいなもんなんやと思います。

グーグーは子猫だけど、人間の赤ん坊とすごく似ている。

言葉は通じないけど何か一生懸命しゃっべってるところとか、

あそんでほしそうになくところとか、

何気ない日常の動作をじっと見つめるところとか…

 

 

 

 

 

 

 

「も~~~ォ 生きてるってこそばいおいしいたのしいね グーグー」

と、大島さんは言うのだけど、

わたしもたまにそう思います。

 

 

だっこしてと泣くのでだっこすると、

れんたろうはすぐに泣きやむ。

ゆっさゆっさしながら鏡の前に立って、

「これがれんたろうだよ」

と教えてやると、じっと見つめて鏡に向かってにこにこ笑いだす。

朝おきたときに顔を覗き込んで、

「おはよーれんたろう」

と言うと「あうー」と笑う。

 

そんなとき、どんなに疲れてても、

あー、たのしいね。生きてるってたのしいねーっ

と思います。

 

 

まあそう思えない日もありますけどね。

 

ちなみにこれは

読書しているわたしの膝の上で寝るれんたろう。

こうしてこたつに寄りかかって寝るのがマイブームらしい。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

今日は祝日ということで、

夫にれんたろうを見てもらって、わたしは夜出かけてきます。

ものっすごい久しぶりに、友人と二人で飲みに行くのです…!

1ヶ月前から計画を立てて楽しみにしていた日がついにやってきました。

いつぶり?友達と飲みに行くとかいつぶり?!何と10ヶ月ぶり!!

のんべーのわたしがこれまでどれだけ辛抱してきたか…しみじみ。

 

でもアルコールを飲んだあとは乳をやれないので、

飲むとしても少量。

だけど外に遊びに出られるというだけで、ものすごいスペクタルイベントです。

 

なので、れんたろうにも協力してもらい、

ちょっとのあいだ慣れてない哺乳瓶で粉ミルクを飲んでもらいます。

でも最近哺乳瓶を嫌がるれんたろう…

それとも粉ミルクがいやなのかな?

後者の可能性もあるので、今日は搾乳していくつもりです。

 

この搾乳が結構きついんだな~すっごい時間がかかる。

ちゃんとできるかな~

ていうか哺乳瓶で飲むかな~

泣かないでいてくれるかな~

わたしがいない間泣きっぱなしになってしまって夫が疲れ果てないかな~

 

すっごく楽しみなのに、

すっごく不安だ!!

 

でも夫が「気にせず行って来い」と言うてくれてるので、

しっかり楽しんできます!

 

 

では皆さん良い祝日を!

 

 

 

2024年12月のアーカイブ

これまでの連載