音読

たぶん週刊ランラン子育て帖

どもんらんってどんな人?

2012年の1月、音読編集部のもとに赤ん坊が生まれました。名前はれんたろう。「にゃあ」というなき声がチャームポイントの男の子。新米ママ土門、今日も子育てがんばります。

旅のおわり

父

北海道旅行最終日。

朝5時に起きてれんたろうを軽く洗ってから、

6時ごろホテルの近くの函館市場へ向かう。

 

朝市

 

 

 

 

 

 

客引きがさかん。おじさん、おばさん、みんな元気だ。

全然慣れていないので、いちいち返事をしてしまって進めない。

夫に引っ張られるようにして歩く。

 

メロンジュースと、メロン一切れ、

それからとうもろこしを買って食べた。

どれも甘くてとてもおいしかった。全部で500円。

 

父は一軒の店に入ったきり出てこない。

一周して迎えに行くと、お土産を大量に買っていた。

5万円使ったのだという。

私たちにもうにといくらといかの塩辛を買ってくれた。

 

「ちょっと買いすぎじゃない」と言うと、

「このために貯金しとったんじゃ。おみやげを買うのがわしの趣味なんじゃ」

と言った。

昔からこうなので、もうなおらないと思う。

父は買ったおみやげをご近所中に配るのだ。

 

父

 

 

 

 

 

 

ホテルに戻り、朝食のち休憩。

父、れんたろうとずっと遊んでくれる。

「連れて帰ろうかな」という声が聞こえる。

れんたろうはちゃぶ台の下が気に入ったみたいで、

潜り込んでは頭を打って泣いていて、

何度も私に「ばかだ」と言われていた。

 

 

父

 

 

 

 

 

 

9時、函館空港到着。

私たちがお土産を買っているあいだ、

父はれんたろうを抱っこして空港中を闊歩していた。

 

私は六花亭のバターサンドを買えて満足。

夫はよくわからない北海道限定のコーラみたいなのを飲んで喜んでいた。

 

父、知らぬ間にくまのぬいぐるみを購入しており、

れんたろうと遊ばせている。

「これ、喋るらしいぞ」と言っていたが、電池が入っていないため喋らず。

しかたがないので私が喋った。

「僕くまのくまたろう。れんたろうくん遊ぼうよー」

れんたろう、ぎゃっぎゃと笑う。

 

父

 

 

 

 

 

 

 

飛行機の中ではずっと寝ていた。13時、関空到着。

関空のサブウェイでサンドイッチを食べ、ツタヤでたまごクラブとひよこクラブを買った。

今月号の両方ともにれんたろうが載っているのだ。

京都行きの特急はるかの中でそれを見る。

れんたろう、確かに載っている。

二冊とも父にあげる。

 

父

 

 

 

 

 

 

れんたろうは父のひげが好きみたいで、

触ってはぎゃっぎゃと笑っていた。

父が何度「じいじって言ってごらん」と言っても「まんまー」しか言わなかったが、

父はかわいくてしかたないと言った。

 

京都駅で父と別れた。

帰宅後

「三日間とても楽しかった。

れんたろうと別れるとき辛かったよ。やっぱり寂しいね」

と、涙顔の絵文字つきのメールが来たので、

上の写真をメールで送ってあげた。

 

 

私は疲れていたのか8時にはれんたろうと眠ってしまった。

夫はそのあともひとりで

旅行中に読んでいた私の「1Q84」を2時まで読みふけっていたらしい。

 

 

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