音読

たぶん週刊ランラン子育て帖

どもんらんってどんな人?

2012年の1月、音読編集部のもとに赤ん坊が生まれました。名前はれんたろう。「にゃあ」というなき声がチャームポイントの男の子。新米ママ土門、今日も子育てがんばります。

会議

蜀咏悄 5

雨。ベビーカーが外に出しっぱなしになっており、ずぶぬれに。きのうベビーカーを片付けたのは夫だったので、お弁当を作りながらひそかに怒る。私は雨の日はとっても機嫌が悪くなるので朝からいらいら。夫を送り出し居間に帰ると、れんたろうがこたつの上のマグカップ(お茶入り)をひっくりかえし、べったべったと天板の上にてのひらで模様を描いていた。このマグカップおきっぱ犯人も夫。深呼吸して落ち着いてからメールをうつ。きわめて穏やかな言い方で注意をする。夫からは団十郎が亡くなったという返信。

 

郁ちゃん家で、うたこさん含め、とある打ち合わせ。何だか楽しくなりそうだ。うたこさんとこのお子さん二人、プラスれんたろうを、バイトに来ていたがんちゃんに打ち合わせ中子守してもらう。子どもたち、ルンバにびびって近寄ろうとしない。かずまくんは、れんたろうをおろすとルンバを起動させるから抱っこするようがんちゃんに命じていたらしく、がんちゃんはげっそりした顔でずっと10キロのれんたろうを抱っこしてくれていた。お疲れ様でした。

 

その後昼ごはんを食べにうたこさん母子とイオンへ。セカンドハウスでパスタを食べたり、本屋をひやかしたり。

そのあいだ、れんたろうの乗ったベビーカーを押しつつかずまくんと手をつないで移動していたのだが、途中トイレに行きたくなって手を離したら、かずまくんも入ろうとする。でもさすがに一緒に個室に入るのは恥ずかしいので「ちょっと待っててね」とドアを閉めたら、どんどんと叩いて「やだー!」と泣き出してしまった。

自分がここまで子どもに求められるのは初めてだったので、びっくりするやら嬉しいやらで、急いで用を足しながら「ちょっと待って、すぐ出るからねー」とおろおろ慌てる私。外からは「今ランさんおしっこだから!」といううたこさんの声とかずまくんの泣き声、ドアをどんどん叩く音…。さっさとずぼんをはいて出ると、涙をぼろぼろ流したかずまくんの顔があり、「ごめんね、絵本見にいこう」と言うと、「えほん、みにいく」ととぎれとぎれに答えた姿が最高にいじらしく可愛かった。

 

 

 

 

 

 

 

また遊ぼうね。

 

 

 

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