音読

たぶん週刊ランラン子育て帖

どもんらんってどんな人?

2012年の1月、音読編集部のもとに赤ん坊が生まれました。名前はれんたろう。「にゃあ」というなき声がチャームポイントの男の子。新米ママ土門、今日も子育てがんばります。

音読フェスに特にお母さんたちは来ましょう

蜀咏悄

(タイトル続き)

お母さん以外ももちろん来ましょう。

 

5月25日(日)の音読フェスまであと10日。

詳細はこちら!

 http://www.otoyomi.com/otoyomi-fes/

 

この中で私は「どっちの映画ショー」というトークショー的なものに出るのですが、

何と対戦相手は高校のころから愛読していたいしいしんじさん。

い、いしいしんじさんだと…!?

改めて、文字に起こして驚いている自分がここにいます。

あといつも対戦している岩橋くん(スーパーノアBa.)とも戦います。

岩橋くんとは毎度戦っているのであまり驚きませんが、油断はできません。

 

実はそこでプレゼンする映画がまだ決まっていなくてとても焦っています。

誰かいい映画があったらこっそり教えてください。(本気です)

テーマは『思わずバンドを組みたくなる映画』です。

あ、これ言っちゃっていいのかしら。

別にいいか。

というわけで、いいのあったら教えてください。(キリッ)

 

この日は他にも、濃密な企画が揃っています。

現役編集者で、元エルマガ副編集長として休刊前のあの素敵な特集ばかり組んでいたエルマガを作っていた竹内さんによる「編集会議ワークショップ」とか、『VOW』シリーズで多くの読者を獲得した放送作家の吉村さんによるトークイベント「吉村智樹のこの街がスゴい!~京都編~」とか、とにかく豪華な内容です。

全部で3部制。各部の申し込みも出来るし、1日通し券もあります。

事前清算もできるし、当日清算もできます。

当日はカード支払いもできるから、現金がなくても大丈夫!魔法のカードを召還してください。

再度、詳しくはこちら。

http://www.otoyomi.com/otoyomi-fes/

ぜひぜひチェックしてくださいね~

 

さて、私はこの音読フェスに、ぜひ子育て中のママさんたちにも来てほしいのです。

当日の会場は分煙にする予定ですので、第2部と第3部はお子様連れでも大丈夫。

おむつ替えスペースや授乳スペースは事前にメールいただけたら対応しますので、お気軽にメールしてください。

ただ第1部に関しては、何とかお子様をご家族に見ていただくか一時保育サービスを利用されるかして、おひとりで来られることをおすすめします。

 

なぜかというと、第1部の目玉は「編集」の「ワークショップ」だからです。

つまり、ものすごく頭を使う作業を、受身ではなく能動的にする時間だから。

アイデアを出したり、人のアイデアに反応するというのはとてもエネルギーのいることなので、それを子供を見ながらするというのは困難だと思われます。

スポーツと同じで、自分以外の誰かをかばいながらだと思い切りできずに不完全燃焼になり、余計疲れてしまうと思います。

でも逆に、思い切り燃焼できたらすごく気持ちがいいし、視界が開けてくるし、新しい空気で肺が満たされる。

私はそれが、本当の「息抜き」だと思う。(ここ太字)

どうか、これを読んでいるお母さんの中で、少しでも「編集」に興味のある方がいらっしゃったら、ぜひいらしてください。

・本や雑誌やWEBがすき

・文字を読むのが、文章を書くのがすき

・表現に興味がある

・何か作ってみたい(または作ってみたかった)

このどれかに当てはまる方はぜひ来てください。

そして、新しいことを学び、新しい人に出会い、新しいアイデアを出していってください。

音読フェスで息抜きしていって、新しい自分で新しい日常を作ってくださいね。

 

というのもですね。

今朝NHKの「アサイチ」を出かける前にぼんやり観てたら、「アラフォーアイドル」という特集が組まれていたんですよ。

それがなんか、すごかった。

 

40歳前後の女性たちが、踊る!うたう!CD出す!

しかもそれが、私の地元の広島でめちゃめちゃ売れてるらしい。

グループ名は悪女時代。

ちなみに決めせりふは「悪女ネレーション」でした。

 

その悪女時代のリーダーの女性が、何と25歳からシングルマザーで、女手ひとつで3人の子供を育てあげた現役設計士(確か44歳)!

違うグループの中には、アルツハイマーの母親と共に暮らす40代女性もいました。

そんな超多忙そうな彼女たちが、子育てや介護や仕事の合間を縫って歌や踊りの練習をして、ライブをして、CD出している。

私はそれを見て「すごい…」と思ったと同時に「できるんだな…」と思いました。

私もワーキングマザーですが、時短勤務だし週4だけだし、シングルではないし、子供はひとりだけ。それでもすごく大変で、「自分の時間がほしい」と泣いているのに、この人たちはどうよ!?

 

みんな、子育てや介護や仕事の両立で、自分のことは後回しになっていたそうです。

自分のやりたいことよりも、守るべきものを優先させる。

確かにそれはすばらしいことだけど、でもこの人たちが手をはなれたら自分はどうなるんだろう?と思っていたそうです。

それでどうにかしようとして、アイドルになった。

その発想と行動力がすばらしいなと、とても刺激を受けました。

 

でもアラフォーアイドルに入るには守るべき掟があって、

そのうちのひとつが「抱えている仕事をこれまで以上にがんばる」というのでした。

好き放題やるかわりに、周りから文句を言われないくらい責任をきっちり果たすというのです。

それくらい覚悟決まってる人たちのライブは、それはもう心を打つものがありました。

 

私はNHKを観ながら、母親に限らず女性全体が抱えるこの閉塞感って何だろうと考えていました。

最近「働けECD」という育児ブログhttp://hatarakecd.exblog.jp/がかなり久しぶりに更新されて喜んで読みにいったのだけど、書き手のいちこさんは前にも増して苦しそうでした。彼女は二児の母親でカメラマンとして活躍しているのだけど、周りから見たら、華やかな職業で子供も旦那もいて若いのに本も出してていいわね~って思われることが多いと思います。

でも、彼女のブログからは閉塞感がすごい伝わってきます。

 

このあいだ知人はついに息子と家を出ました。ずっと計画していた田舎暮らしを試すために、転々としているそうです。

でも、「この孤独は何だろう。ひとりでいるときよりも、子供とふたりでいるときのほうが孤独感が重たい」というようなことを言っていて、私はその感覚がすごくわかるなあと思いました。

 

子供を抱えると、自分のまわりにシェルができるみたいだと思いました。

殻ごしに見る世界は自分によそよそしく、これまでのようにダイレクトにスムーズに接することができません。

殻の中は安全なように見えるけど、実は非常に繊細なバランスを保っているだけだったりします。

殻の中はあたたかいけど、窮屈で、酸素が薄く、子供の泣き声が反響します。

殻の中を居心地がいいと感じるのならそれはすばらしいことですが、ずっと我慢してそこにいるお母さんは、いらいらして手をあげたり、心を病んだりします。

本当にそんなお母さんたちが多すぎます。

そのうちのひとりが自分だったから、何だか私は、自分たち母親は何か間違っているのかな?と思い泣きたくなります。

 

殻は出入り自由。夫や親族、保育士さんやシッターさんにもお願いできる。

いちこさんだって、家を出た知人だって、私だって、そんなことは知っているし、そうしています。

でもそれなのに、母親はみんな、殻がずっと背中にくっついているような重たさを感じているのではないかと思います。

たぶんそれは、「そんなことないよ」「殻は私が預かってるよ」と言われてもそうなんです。

 

いったい何でなのでしょうね?

XXならではの、脈々と続いてきた遺伝子なのかな。

それとも、殻と離れられないという状態が母親だということなのかもしれない。

 

殻の中に閉じこもるのが性に合わない私は、仕事中、殻の中に保育士さんに入ってもらっています。でも、常に背中に殻が乗っている気分。携帯は手放せないし、熱が出たらすぐに仕事を中断して迎えに行かなくてはいけないので、携帯が鳴るたびにどきどきします。

 

それでも、私は殻を背中に乗っけたまま走るつもりです。これから何個殻が増えようと、仕事も遊びも続けて、外で呼吸するつもりです。

これは、もちろん楽なことではありません。外の空気を吸うために殻から出て、その殻を背中に乗っけて走るということは、これまでと違う筋肉を使うということだからです。もうほんと筋肉痛です。

だけど、私はもう、この閉塞感に打ち勝つには、殻を乗っけたまま走る筋肉を鍛えるしかないのはないかと思うのです。

 

長くなりました。

いちこさんが久々に更新されたブログを読んで、つい熱くなってしまいました。

みんなのサポートももちろん必要だけど、母親自身がもっと筋肉つけるのも必要なんだよ。ということを、アラフォーアイドルに教えてもらった気がします。

というわけで、みんな、音読フェス来てね!!

 

実家にてハイテンションな息子。

母はじいじに息子を預け、瀬戸内の魚を肴に飲んだくれました。

ゆえにまたすぐにでも行きたい。

蜀咏悄

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