音読

俺のFavoriteTunes

どもんらんってどんな人?

音楽が生活をスムーズにしてくれる。
皿洗いや月曜日の出勤だってきっとスムーズにしてくれる。
芸能人と結婚したら「会社員の一般男性」と紹介される俺が、生活の様々なシーンに合わせて選んだお気に入りの曲をコンピレーションアルバムとして紹介します。
普段は一人称「俺」ではないし、芸能人と結婚する予定もないですが。

金壱拾萬圓也。

金壱拾萬圓也

先週、4つ下の妹が結婚した。

 

これまで兄として何かしてやれただろうか、と自問して苦しまぎれに10万包んだ。

金じゃないよ、気持ちが大事だよと言いつつ、10万円包む気持ちを汲んでほしかった。気持ちがないと包めないよ、マジで!

旦那さんにも、まだ彼氏だった頃から会った事があったし、実際には去年入籍していたので、正月にも会っている。

THEいいやつって感じの新しい弟のこともかわいく感じていたし、新婚旅行で使えるお小遣いの足しになればと思ったのだ。

余談だが、新婚旅行は東京らしく、思わず、昭和か!とツッコんでしまった。

 

ところで、

結婚記念日というのは結婚式をした日か、それとも入籍をした日か。

妹の結婚を目の前にして、はじめて実感としてどっちがどうなんだろうと疑問に思った。

どっちもめでたいんだから、どっちだっていいだろうなんて言うと怒られてしまうんじゃないか。むしろどっちも大切にすればいいのだけど、結婚記念日がどちらかはやっぱりわからない。

自分のときに改めて考えて決定することにする。

 

 

明日、妹が嫁に行くという歌がある。

自分もそんなような気持ちになるだろうか、と考えてみたが、どういう歌かわからなかったし、どういう気持ちかも当然わからなかった。

結婚式当日は、親戚たちとマイクロバスで式場へ向かうようになっていたので、前日から実家にもどっていた。

実家では特にすることもなく、ケーブルテレビでやってる映画を見ていた。

飛行機事故にあった主人公が無人島で数年生延び、イカダで島を脱出する映画だったが、その間に彼女は別の男と結婚していた。なんてこった。

そうこうしているうちにとくに御馳走でもない平素通りのごはんができ、お土産に買ったチャンジャでビールを飲んだ。そして次の映画を見ながらうとうとした。

そんな結婚前夜だった。

 

妹との思い出を語ろうにも、これといって浮かばない。

ぼくは18から家を離れたが、進路相談などされることなく、福山の短大に行き、幼稚園の先生になっていた。何が彼女をそうさせたのかも知らない。

その間、パソコンを買うときにどういうのがいいか相談されたぐらいで、僕がした兄らしいことといえばそれくらいだろうか。

あとは、実家に帰ったときに着ていたカナダグースのダウンの暖かさを説いたところ、その後まねして買っていた。

兄らしい記憶の貧困さったらない。

逆に実家に帰るたびに母親から妹の話を聞かされた。

あまり器用な方ではないせいで、保護者から誤解されることもあったようだが、教え子たちの成長を心の底から願い、喜ぶ姿勢が伝わり、強い信頼に変わったという話を聞いたときには、とても誇らしかった。

批判をしていた親御さんが撮影した運動会のビデオに、自分の子どもが苦手な跳び箱ができた瞬間を自分の事のように喜んでいる妹が映っていたらしい。

結婚式でも思ったが、妹はすごく幸せそうに笑う。

 

結婚ね。

自分の番が来るのか、若干不安と焦りを感じつつ、焦ってするような事でもないしなとのんびりした気持ちでタイミングを待っている。

タイミングどころか相手も決まってないけれど。

 

そうそう。

どうしても妹を嫁に送り出す気持ちを確かめようと「さだまさし 妹」で検索したんだけど、さだまさしの実の妹(歌手)が出てくるばかりで困っていたら、妹は南こうせつだった。いや、妹が南こうせつなわけではなく、妹を歌っていたのがという意味で。さだまさしは関白宣言で、嫁をもらう立場だった。

でも、まあ、どっちも結婚を前に厳しいことを言うけど最終的には相手を大切に思っているって歌なんだからどっちだっていいだろう、なんて言うとやっぱり怒られてしまうんだろうな。

No.1
お嫁さんになってあげないゾ/守谷香

初代キテレツ大百科のオープニングテーマ。かわいらしい歌だが本人はXJAPANのTOSHIを洗脳するお嫁さんになっていたという。

No.2
キミに100パーセント/きゃりーぱみゅぱみゅ

明日からは本気出す系のかわいい1曲。それでも、全力で元気になるよね。

No.3
お嫁においで 2015 feat. PUNPEE/PUNPEE

お嫁においでってくらいだから今後の結婚式定番曲になるのではないかと。加山雄三サイドからの依頼だったことが意外な一曲。

No.4
しあわせになろうよ/嫁入りランドとPR0P0SE

名前からして結婚定番ソング。続けていればいずれくるだろうとは思っていたけれど、初「2回目の登場」です。

No.5
しようよ/SMAP

話をすることはたいせつ。KAN「愛は勝つ」とともになんとなく結婚生活の支えになる一曲。

No.6
Iwai/ぺトロールズ

未来がまぶしい愛の歌。曲が進むにつれて音が重なって美しい。

No.7
新世界交響楽/さよならポニーテール

キルラキルエンディングテーマということは置いといても、イントロの高揚感は最高。歌詞とともに結婚式に最適。

No.8
春風 /くるり

岸田が結婚式で歌ったという逸話が残る歌はやさしいラブソング。

No.9
CITY SONG/オノマトペ大臣

子どもの頃に憶えた歌を忘れてもまた子どもとともに憶えりゃいいのです。一緒に歌えばいいのです。

No.10
こんにちは またあした/コトリンゴ

ピアノのイントロの美しさ。普通のことのなかに幸せを見つけることがやっぱりすきだしすてきだし。

No.11
別の人間/tofubeats Feat. 中納良恵

中納良恵の歌声が鳥肌もの。クレジット確認してないけど、歌詞tofubeatsだとするとすごい達観してるなと。

No.12
うれしい! たのしい! 大好き!/DREAMS COME TRUE

定番。けっこうむちゃくちゃな歌詞も含めてうれしい!たのしい!大好き!感を満喫。

No.13
ファンファーレは僕らのために/でんぱ組.inc

結婚生活へのファンファーレを二人のために。どでかい一歩をいま踏み出そう。

No.14
キミと結婚したら!/藤田淑子

1曲目、お嫁さんになってあげないゾのアンサーソング。キテレツ大百科はF先生の最も好きな藤子アニメ。

No.15
白い光の朝に/平賀さち枝とHomecomings

かわいらしい声のボーカルが特徴の二組の合作。いつまでも涙を見せてという歌詞に含まれる愛がすごいなあと感心する。

2024年3月のアーカイブ

これまでの連載