音読

一日一曲 日々の気分で一曲をチョイス。 書くこと無くても音楽がどうにかしてくれる! そんな他力本願なブログです。

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第4週 スーパースター / 東京事変

 

 

音読スタッフが、どうしようもなく好きな1曲について語るブログ「一週一曲」。第4週目は、宮井真実子こと、マミタスが担当します。
1回目なので、自己紹介を。私は1992年生まれの北海道出身で、大学4年間は京都で過ごしました。ラララ シャンゼリゼ〜。

卒業後、東京都内の会社に就職して、今は毎日せっせと働いています。

 

京都での4年間は非常に濃く、「音読」の一員として様々な方に取材を行った経験は私の宝物です。
高校生の頃、私はライターになることが夢だったので、自分の書いた文章が印刷されている様は本当に嬉しかった。

 

さて、本題。14歳という思春期真っ只中な時代を越え早10年…どれほど自分の身体に流れたか分からない曲について。
東京事変「スーパースター」の一節に、

〈もしも逢えたときは誇れる様に テレビのなかのあなた 私のスーパースター〉

という詞があります。あぁ、神々しい。
好きなミュージシャン、小説家、映画監督、俳優、あるいは想いを寄せている人など…誰の心の中にもスーパースターっているんじゃないかと。
そんな人を思い浮かべるだけで、キュッと気が引き締まる。

鬱屈とした感情や悲しい気持ちに見舞われる日があっても、自然と気が前を向く。まるで、恋のよう。

 

ご存知の方ばかりだと思いますが、東京事変は椎名さん率いる化物バンドで、

あんなに完璧な音楽集団は、そういないわよねって今でも考えるわけです。
「スーパースター」はピアノの強弱記号でいうp→ffに向かう過程や、音が重なっていくのが堪らなくって。

夜が朝に向かっていく時間軸のようにも思える。真夏の猛暑日よりも、秋や冬により沁みるメロディな気がする。あくまでも勝手な解釈ですが…。

 

記事を書くにあたり、椎名さんのdvdを見返し、想像を膨らませました。

例えば今後どこかで、彼女と私が交わったとしたら、私はどんな言葉を発するんだろう?って。もしも生きている間にそんな日が訪れたら、その時は誇れる自分で在れるようにいたい。

バカみたいって思われるかもしれないですが、たまに本気で想像する日があります。言葉にするとなんだか恥ずかしい…。

斎藤ネコカルテットとの編成を観たあの日…もう8年前も前のことなのに、思い出す度に、ドキドキする。

Burt Bacharach「Alfie」のカバーで始まり、「ポルターガイスト」、「化粧直し」、「罪と罰」、「駅前」、「茎」。

そして、ネコさんのピアノ伴奏で歌い上げた「同じ夜」。

フェスだったので、この次はZAZEN BOYS、その次は、ゆらゆら帝国でした。幻みたい。

 

最後に、この一週間よく再生した作品を羅列して終わりとします。
・THA BLUE HERB『ラッパーの一分』
・東京事変「落日」
・Frank Ocean『Blonde』
・Hank Mobley『Flip!』

 

皆さん、今週もお疲れさまでした〜

 

text:マミタス

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