音読

たぶん週刊ランラン子育て帖

どもんらんってどんな人?

2012年の1月、音読編集部のもとに赤ん坊が生まれました。名前はれんたろう。「にゃあ」というなき声がチャームポイントの男の子。新米ママ土門、今日も子育てがんばります。

誕生日会2

れ

朝、電車に乗って夫方の実家へ向かう。今日はれんたろうにとっての祖父母、叔母にもお祝いしてもらう日。着いたらお義母さんがごちそうに腕をふるっていた。いいにおいがする。れんたろうのために豪華な離乳食も用意してくださっているらしい。ありがたい。

 

 

 

 

 

 

 

まずは一升もちを背負わせる。1,8キロのおもちは大人が持っても重い。1歳の誕生日に「一生食べるものに困りませんように」という願いをこめて背負わせる習慣があるのだそうで、楽天で注文したのである。背負わせたら泣くかな?と思ったのだけど、意外に平気そうな顔でどんどんはいはいして行ってしまう。首がしまってしまいそうなほど動くので心配になって脱がす。泣く子や転ぶ子が多いらしいが、れんたろうは力もちなのだろうか。たくましいことよと喜ぶ。

 

 

ごちそうの数々。鶏肉のクリームシチューに、ナポリタンスパゲティのグラタン、れんこんと絹さやのサラダに、ベーコンエピ。あと、お雑煮のあまった白味噌で作ったといういかとぬたの酢味噌和えもあった。おなかいっぱい!

私が食べているあいだ、お義母さんはれんたろうに離乳食をあげてくれた。私があげるときには見せぬ食べっぷり。とくにひきわり納豆が好きみたい。本当にありがたい。

 

 

アンパンマンのケーキまで用意してくださっていた。みんなで歌をうたってお祝い。れんたろう、すごく気になるらしくアンパンマンに何度もつかみかかろうとする。

特別に少しだけケーキをあげた。甘いケーキはとってもおいしかったらしい。もぐもぐとよく食べ、口を大きくあけた。まるでひなどりみたいだと思う。

 

1歳になる前から、誕生日は遠慮せずいろんな人に祝ってもらおうと思っていた。お祝いされるという経験を味わわせてやりたい。誰かにそうされた子は、きっとまわりの人のこともちゃんとお祝いできる子になるだろう。人に優しくされることを学んで、初めて優しくできるのだと思う。

ひとつひとつ、大事にしていきたい。この子とこの子の周りの人たちの人生が、豊かなものになりますよう。

 

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